ファクタリングを利用する場合、手数料をファクタリング会社に支払わなければなりません。
では手数料はどんな風にして決まるのか、解説します。
売却額から割合で計算をするのが基本ルール
どのファクタリング会社を選んだとしても、売掛債権の売却額を元に、割合で手数料を計算するのが基本です。
手数料を定額にしている会社はありません。
つまり同じ割合だった場合、売却額が大きけれ大きいほど、手数料も増えると考えておきましょう。
そしてファクタリングには2者間契約と3者間契約がありますが、3者間契約の方が手数料が安くなる事がほとんどです。
これは売掛先を巻き込むので、信頼度が高くなるからです。
売却額が高くなれば手数料の割合は低くなる
ファクタリング手数料割合が同じだと、売掛債権の売却額が大きくなれば、その分高い手数料を払う必要があります。
けれど実際には、手数料割合が同じという事はまずありえません。
大抵のファクタリング会社は、売却額が大きくなるに連れて、手数料割合を下げます。
なぜなら割合を下げても、利益を得られるからです。
もし高い手数料割合にして、高額な売掛債権を売りたいという利用者を逃すと、その利益は得られません。
なので利用者が離れてしまわないように、割合を下げるわけです。
売掛債権が不履行になってしまうリスクの高さでも手数料は変わる
ファクタリングで売却する売掛債権には、常に不履行になってしまうというリスクがあります。
もし不履行になった場合、損をするのはファクタリング会社です。
なのでその損をなるべく少なくするために、不履行リスクが高い売掛債権は、手数料が高めに設定されます。
特に売掛先の経営が厳しく、破産するかも知れない場合は、手数料の割合が設定の最大値まで引き上げられるかも知れません。
逆に問題なく売掛金を回収できそうな場合は、手数料はあまり高くないです。
まとめ:手数料のルールはあらかじめ知っておいて
ファクタリングでは、必ず手数料が発生します。
どんな風に手数料が決まるのかを知らなければ、損をするかもしれません。
なので手数料を決めるルールは、あらかじめ知っておくようにしましょう。